カルチャーデザイン部だより 〜梅みそのススメ〜

5月の中旬あたりから良い香りの梅が店先に出回りはじめ、梅仕事が楽しめる時期になります。
今回のカルチャーデザイン部だよりは、昨年もご好評いただいた「梅みそ」レシピ。
おすすめの使い方などをアップデートしてご紹介します。
簡単で万能な保存食『梅みそ』のススメ
梅の効能
梅にはクエン酸やりんご酸などの疲労回復や食欲増進に効果がある「有機酸」が多く含まれています。またカリウムやリン、鉄などのミネラルも豊富。
梅仕事をしておくと、夏バテによる疲労や食欲不振を助けてくれる万能保存食として重宝します。
みその効能
発酵食品のみそには麹や大豆が使われていて、整腸作用、コレステロール抑制、免疫力UP、アンチエイジングや美白効果などがあります。
梅みその作り方
【材料】
青梅 500g
きび砂糖:300g
みそ:500g
ホワイトリカー、または焼酎:少々
保存する瓶
【作り方】
1、青梅を水でよく洗います。ボールに水をたっぷり入れ、2時間以上水に浸します。
2、青梅の水気をしっかりとふき、竹串でヘタを取ります。
3、保存容器の瓶は熱湯消毒して乾かします。
4、水分を拭き取った青梅を瓶に、きび砂糖(半量)→みそ→残りのきび砂糖の順に投入します。
5、約1ヶ月後、実を取り出し種を取り、細かくして戻します。色が濃く熟成されていきます。
6、冷暗所で2ヶ月以上保管します。お好みの硬さ、ゆるさで食します。
梅みそ万能ソース
できた梅みそは「万能ソース」として、シソと一緒にササミやワカメにかけるだけで簡単ヘルシーな一品が出来上がり。他にも揚げ物、酢の物やパスタソースとして使えます。
簡単で美味しかったおすすめの使い方は、焼いた豆腐に梅みそを付けた豆腐田楽。
またナスや里芋などをシンプルに焼いた野菜に付けて食べるだけで絶品おかずに。
夏の風物詩冷やし中華に少しかけると最高に美味しくておすすめです。
LFC定番 梅みそドレッシング
LFCのランチは野菜が主役なのでドレッシングとしても大活躍中です。ドレッシングは、梅みそにオリーブオイルとお酢をお好みの量を入れて混ぜるだけ。簡単にフレッシュな酸味を味わえます。
梅の実も美味しい
梅の実は2〜3ヶ月後は食べごたえがあり、炊き立てご飯のお供に美味しくいただけます。
8ヶ月くらいになると実は小さくなります。魚と一緒に煮るといつもの煮魚がワンランクアップするので是非試してみてください。
ヘタや種はコンポストで土の栄養にしましょう。
一年に一度、この時期だけにできる日本の暮らしに沿った手仕事。
夏バテで体力や気力が無くなっても、仕込んでおいた「梅みそ」があれば簡単に美味しく栄養をとる事ができます。
皆さんも是非この時期にチャレンジしてみてくださいね!
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